こんにちは!原田歯科です
今月は酸蝕歯についてお話しをしようと思います。
酸蝕歯という言葉は、聞きなじみの無い言葉かもしれません。
しかし、虫歯と同じくらい身近な歯の疾患です。
私たちの歯は3層構造になっていて、エナメル質が一番硬い層になっています。
しかし、普段の食生活や習慣によって、そのエナメル質が溶けて、しみて痛みが出ます。それを酸蝕歯と言います。
酸蝕歯になると、歯の質がもろくなって、進行すると歯にぷつぷつと穴が開きます。
特に子どもの生え変わったばかりの永久歯は、まだ歯質が柔らかい為、いっそうの注意が必要です。
酸蝕歯は生活習慣病の一種とされていて、食習慣がその多くの原因となっています。
酸っぱいもの(酢、柑橘類、梅干し)、清涼飲料水、炭酸飲料水など、多くの食品が酸蝕歯の原因となります。
また、甘い食べ物(チョコレート、飴、グミ)なども原因になります。
健康の為にと飲まれている方も多い黒酢や乳酸菌飲料、ワインも、実は酸蝕歯のリスクを高めます。
では酸蝕歯を防ぐ為にはどうすればいいのでしょうか?
『唾液のチカラで酸性になった口腔内を中和する』
唾液はアルカリ性で、食後に酸性に傾いた口腔内を中性に戻してくれる作用があります。
なので食事はよく噛んで食べ、唾液の分泌を促しましょう。
また、ガム(キシリトール入り)を噛むのも効果的です。
『だらだらと飲まない・食べない』
だらだらとジュースを飲んだり、おやつを食べたり、ずーっと飴を舐めていたり・・・
ついやってしまいがちですが、大変危険。
酸蝕歯はもちろん、虫歯リスクもぐんぐん上がります。
おやつは時間を決めて食べ、酸を多く含む食品を口にした後やジュースを飲んだ後は、お茶や水で口をゆすぐ様にしましょう。
『フッ素のチカラで再石灰化を促す』
フッ素には歯質を強化する効果があります。
しかし酸によってもろくなった歯の質は削れやすいので、歯磨きは力を入れず、フッ素入りの歯みがき粉を使用して優しく磨いてください。
また、フッ素入りの歯みがき粉を使った後は、軽くゆすぐ程度にして、フッ素の成分を口腔内に残す様にしましょう。
しみるなどの症状がある方は、バリア効果のある知覚過敏用の歯みがき粉がおすすめです。
今の時期、まだまだ炬燵でミカンが美味しく、お鍋にポン酢はかかせませんし、バレンタインのチョコレートを沢山もらう方もいらっしゃると思います。
風邪対策にお酢やビタミンドリンク、栄養ドリンクを毎日欠かさない方も多いでしょう。
歯の健康も守りながら、上手に付き合っていきましょう
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